世界平和太鼓移転作業が完了しました。

世界一の大太鼓「世界平和太鼓」は、21世紀の幕開けとなった2001年1月1日0時00分から打ち鳴らされ、“NHKゆく年くる年”の除夜の鐘と共にスタートしました。

当時、紅富士太鼓と山梨県太鼓連盟の108人メンバーとの共演で、世界73ヵ国へ発信されました。
あれから17年。当初、大月市の「笹一酒造」に観光の目玉として展示してきました。
その間、天皇皇后両陛下来県での演奏、大月市かがり火祭り、富士急ハイランドでの世界一のジェットコースターとの共演などこなしてきたのです。

しかし12年の歳月で「心」「舞」両方の皮に亀裂が入り、やむなく太鼓道場に撤収されていました。
その後の4年間で保管場所の模索や、故天野宣先生のお力をお借りして1メートル近い亀裂の修復作業を行ったものの、打ち鳴らせるだけの強度が得られず、また、理想とする保管場所もなかなか見つかりませんでした。

そしてこの度『富士山の銘水株式会社 粟井社長』のご厚意で富士吉田にある粟井社長所有の庭園に移転いたしました。
これから皮の修復を行い、再び皆様にお披露目することができます。もうしばらくお待ちください。